酉の市とは
毎年、11月の酉の日に行われる各地の大鳥(鷲)神社の祭礼を「酉の市」と呼びます。
「酉の日」とは、毎日の日付にお正月で有名な十二支を割り当てていく日付け法で、「酉」に当たる日を「酉の日」と呼びます。ですので、酉の日自体は12日おきに巡ってくることになります。11月は30日ですので、日の巡りにより11月の酉の日が2回になる年と、3回になる年があります。最初の酉の日を「一の酉」、次を「二の酉」、最後を「三の酉」と呼びます。
酉の市の由来には神道と仏教で、それぞれ違う解説がされています。
神道の解説では、大酉祭の日に立った市を、酉の市の起源とする。大鳥神社(鷲神社)の祭神である日本武尊が、東征の戦勝祈願を鷲宮神社で行い、祝勝を花畑の大鷲神社の地で行った。これにちなみ、日本武尊が亡くなった日とされる11月の酉の日(鷲宮神社では12月の初酉の日)には大酉祭が行われる。また、浅草・鷲神社の社伝では、日本武尊が鷲神社に戦勝のお礼参りをしたのが11月の酉の日であり、その際、社前の松に武具の熊手を立て掛けたことから、大酉祭を行い、熊手を縁起物とするとしている。
(出典:Wikipedia)
仏教(浅草酉の寺・長国寺)の解説では、鷲妙見大菩薩の開帳日に立った市を酉の市の起源とする。1265年(文永2年)11月の酉の日、日蓮宗の宗祖・日蓮上人が、上総国鷲巣(現・千葉県茂原市)の小早川家(現・大本山鷲山寺)に滞在の折、国家平穏を祈ったところ、明星(金星)が明るく輝きだし、鷲妙見大菩薩が現れ出た。これにちなみ、浅草の長国寺では、創建以来、11月の酉の日に鷲山寺から鷲妙見大菩薩の出開帳が行われた。その後1771年(明和8年)長国寺に鷲妙見大菩薩が勧請され、11月の酉の日に開帳されるようになった。
(出典:Wikipedia)
このように、いろいろな経緯があり11月の酉の日に祭礼を行うようになりました。
練馬大鳥神社でも毎年11月の酉の日に酉の市をとり行い、数万人の人が訪れ賑わいを見せています。
2019年以降の酉の市カレンダー
一の酉 | 二の酉 | 三の酉 | |
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2022年(令和4年) | 11月4日(金) | 11月16日(水) | 11月28日(月) |
2023年(令和5年) | 11月11日(土) | 11月23日(木) | |
2024年(令和6年) | 11月5日(火) | 11月17日(日) | 11月29日(金) |